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 ■東京音楽祭国際大会

◆◆東京音楽祭世界大会(1972-88)◆◆ 
 
 第1回より最終回まで17年間指揮・編曲を担当

 
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1st  1972年/昭和47年
  
大賞    わたしは泣かない 雪村いづみ 日本
第2位 陽はまた昇る 伊東ゆかり 日本
第2位 海をみつめて 布施明 日本
第2位 愛の終焉 キャッシー・カールソン アメリカ
第3位 思いなおして アイク・コール アメリカ
銀賞 孤独 フリオ・イグレシアス スペイン
銀賞 大空の祈り リック・スプリングフィールド オーストラリア
 《ゲスト》 ニコラ・ディ・バリ ミッシェル・デルペッシュ シルバーズ
 
TBS設立20周年記念事業として構想され、5月13日に武道館にて開催。 国内からの参加は他に伊東ゆかり、尾崎紀世彦、布施明、水原弘、トワ・エ・モア。銀賞のフリオ・イグレシアス、リック・スプルングフィールドは後に世界的アーティストへと躍進する。
 
2nd 1973年/昭和48年
 
大賞    祈りの詩 ミッキー・ニューベリー アメリカ
金賞 愛の旅路 ポール・ウィリアムス アメリカ
銀賞 かがやける愛の日に 尾崎紀世彦 日本
銀賞 サンディ・サンディ フランキー・スティーヴンス イギリス
銅賞 鐘は鳴る 布施明 日本
銅賞 フェアーズ リリー・イヴァノヴァ ブルガリア
銅賞 エアポート ジョージ・クリントン アメリカ
 《ゲスト》 サミー・デイビスJr. ジャクソン5 ジョルジュ・ムスタキ
 
4月29日に帝国劇場にて開催。大賞はプレスリーのヒット曲『アメリカの祈り』の作曲家として有名なミッキー・ニューベリーの『祈りの詩』。スペシャルゲストにサミー・デイビスJr.、まだ可愛い子供だったマイケルジャクソンのジャクソン5、ジョルジュ・ムスタキという豪華な顔ぶれ。審査員も作曲家ジョン・バリーやスティービーワンダーのジェネラルマネージャーE.G.アブナーなども来日する。この大会にまだ無名だったオリビア・ニュートンジョンも参加。受賞こそなかったが、この大会で金賞を受賞したポール・ウイリアムス(プロデューサーとしても有名)に認められアメリカでデビューし大成功を遂げる。 国内からの参加は連続出場の尾崎紀世彦、布施明、他に森山良子、坂本スミ子、鹿内孝。
 
◆3rd 1974年/昭和49年
   
大賞 ミドリ色の屋根 ルネ・シマール カナダ
金賞 天使のささやき ザ・スリー・ディグリーズ アメリカ
銀賞 積木の部屋 布施明 日本
銀賞 愛のゆくえ ザ・ピーナッツ 日本
銅賞 イッツ・ユアーズ・トゥ・ハヴ フレダ・ペイン アメリカ
銅賞 フォー エバー・マイ・ラブ パティ・キム 韓国
銅賞 別れの鐘の音 五木ひろし 日本
シナトラ賞 ミドリ色の屋根 ルネ・シマール カナダ
 《ゲスト》 フランク・シナトラ シャーリー・バッシー
 
グランプリは12歳の少年ルネ・シマールが獲得。特別審査員のフランク・シナトラがその美声を絶賛した。金賞に輝いたザ・スリー・ディグリーズの『天使のささやき』は日本からヒットして全世界に飛び火した始めての曲となる。 国内からは第4回まで4年連続出場の布施明がゴールデンカナリー賞。彼は後にも参加し計7回という最多出場者。この年に初めて制定された新人へのシルバー・カナリー賞には麻生よう子、他に五木ひろし、ザ・ピーナッツも出場を果たした。
4th 1975年/昭和50年 
     
大賞    わたしの勲章 モウリーン・カクガヴァン アメリカ
金賞 シクラメンのかほり 布施明 日本
銀賞 あなたとともに 二コール・クロワジール フランス
銀賞 あなたは恋の特効薬 シスター・スレッジ アメリカ
銅賞 そよ風のセレナーデ アラン・シャンフォー フランス
銅賞 スリパリー コモドアーズ アメリカ
銅賞 濡れた情熱 しばたはつみ 日本
 《ゲスト》 ザ・スリー・ディグリーズ
 
このころには東京音楽祭も海外から高く評価されるようになり、実力派の黒人アーティストのエントリーも目立つようになる。 グランプリは前年に『タワーリング・インフェルノ愛のテーマ』をヒットさせたモウリーン・マグガバンが受賞。外国人では最多出場となるライオネル・リッチがコモドアーズのボーカルとしてエントリー。サックスを吹きながら『バンプ』をやった。審査員には『スパイ大作戦』のピーター・グレイブス、『アンタッチャブル』のロバート・スタック、『ゴット・ファーザーのテーマ』の作曲家ニーノ・ロータが来日。 国内からはゴールデン・カナリー賞を受賞した五木ひろし、しばたはつみ、布施明が参加。シルバー・カナリー賞はデビュー間もないアグネス・チャン。この年のレコード大賞は布施明の『シクラメンのかほり』だった。
5th 1976年/昭和51年
       
大賞  ミスターメロディ ナタリー・コール アメリカ
金賞 ブリング・ユア・スィート・スタッフ・ホーム・トゥー・ミー ポインター・シスターズ アメリカ
銀賞 思い出のメゾン ヴェロニク・サンソン フランス
銀賞 かもめはどこに飛ぶ ララ・サン・ポール イタリア
銅賞 二日酔い 梓みちよ 日本
銅賞 ときめきの頃 タニア・タッカー アメリカ
銅賞 ハッピー・ジャンプ ダニエル・ブーン イギリス
 
この年はナタリー・コールが大賞を獲得。涙ぐみながら「亡き父ナット・キング・コールに一番知らせたかった。」とコメントしたことが感動的だった。海外、特にアメリカではグラミー賞的はイベントが多く、東京音楽祭のような生で歌ってその場でグランプリが決定するという経験がほとんどなかったため、「感動もひとしお」と語っていた。 金賞にポインター・シスターズ。チャカ・カーンボーカルのルーファスもエントリーしていた。審査員にはシャンソン歌手のジュリエット・グレコ、アレンジャーのネルソン・リドルも来日。
6th 1977年/昭和52年
       
大賞    ふたりの誓い マリリン・マックー&ビリー・デイビスJr. アメリカ
金賞 抱いて抱いて ディディット・ライエス フィリピン
銀賞 愛のバラード モリス・アルバート ブラジル
銀賞 勝手にしやがれ 沢田研二 日本
銅賞 マリア・マイ・ラブ ジョン・ガビルー フランス
銅賞 夢先案内人 山口百恵 日本
銅賞 愛のひととき バルビ・ベントン アメリカ
 《ゲスト》 ポール・アンカ
 
グランプリは元フィフスディネンションのマリリン・マックー&ビリー・デイビスJr.。下着ルックで人気沸騰したランナウェイズもエントリーしたが、来日中にケンカをして5人のメンバーのうち4人のみの出場。来日後はすぐに解散してしまった。 国内からは大橋純子が『シンプルラブ』、山口百恵は『夢先案内人』で参加。沢田研二の『勝手にしやがれ』は銀賞に輝き、その年のレコード大賞をとる。
7th 1978年/昭和53年
   
大賞    愛しのベル アル・グリーン アメリカ
金賞 愛の祈り デビー・ブーン アメリカ
銀賞 涙色の天使 エモーションズ アメリカ
銀賞 嘆きの天使 ケイト・ブッシュ イギリス
銅賞 雨のめぐり遭い 朴京姫 韓国
銅賞 この愛をあなたに バーバラ・ディクソン イギリス
銅賞 二人だけの愛 リー・ナバロ&マニラミュージックマシーン フィリピン
 《司会》 土井まさる マリ・クリスティーヌ
 《ゲスト》 ダイアナ・ロス
  
この年のグランプリはゴスペルシンガーとして超一流と言われるアル・グリーン。1曲3分の間にステージの端から端まで歩きまわり、武道館のPAまで届く大音量の肉声で歌い上げた。スペシャルゲストはダイアナ・ロスで大スターの貫禄を見せ付けていた。
国内からのエントリーは布施明、五輪真弓、西城秀樹、渡辺真知子。
8th 1979年/昭和54年
 
大賞    あなたしか見えない リタ・クーリッジ アメリカ
金賞 ドゥ・イット ティスト・オブ・ハニー アメリカ
銀賞 ドリン・ドリン・ドリン ラファエラ・カーラ イタリア
銀賞 オール アル・ジャロウ アメリカ
銅賞 マジック・レディー セルジオ・メンデス・ブラジル’88 ブラジル
銅賞 魅せられて ジュディ・オング 日本
銅賞 時の流れに ザ・ブラザース・フォア アメリカ
 《司会》 井上順・伊東ゆかり・朝比奈マリア
 《ゲスト》 ドナ・サマー
 
グランプリの曲『あなたしか見えない』は作曲者ピーター・アレンが自らエントリーしたいと言っていたほどの自信作。『オール』のアル・ジャロウはグラミー賞のジャズ・ボーカル部門で毎年エントリーしているほどの実力派。香港のMr.Booシリーズの主演俳優のサミュエル・ホイもエントリーした。審査員に『エマニエル夫人』のシルビア・クリステルが来日。 国内からは竹内まりや(シルバーカナリー賞)、沢田研二(ゴールデンカナリー賞)、大橋純子、ジュディ・オングが参加。
  
◆9th 1980年/昭和55年
     
大賞    想い出に生きる ディオンヌ・ワーウィック アメリカ
金賞 ボディ・ランゲージ ザ・ドゥーリーズ イギリス
金賞 涙に染めて カーラ・ボノフ アメリカ
銀賞 来夢来人(ライムライト) 小柳ルミ子 日本
銀賞 フィール・ザ・ファイアー クラウディア・バリー カナダ
銀賞 ワンダフル・モーメント 松崎しげる 日本
特別歌唱賞 あの娘のレター エイミー・スチュアート 西ドイツ
 《司会》 土井まさる 伊東ゆかり 三雲孝江
 《ゲスト》 コモドアーズ
 
圧倒的うまさを見せてディオンヌ・ワーウィックがグランプリを獲得。スペシャルゲストは世界的なビックスターに成長したコモドアーズ。セットとして作ったロゴマーク入りの気球はプレゼントとしてアメリカにお持ち帰りした。 国内からの参加は松崎しげる、小柳ルミ子、岩崎良美。
◆10th  1981年/昭和56年
 
大賞 セクシー・ミュージック ノーランズ イギリス
金賞 もういちど… ビリー&ピーターズ アメリカ
金賞 微笑と涙 ジャーメイン・ジャクソン アメリカ
銀賞 トウキョウ・メロディー シューディー モザンビーク
銀賞 恋待草 岩崎宏美 日本
銀賞 ト・シ・ヒ・コ ベッシー ギリシャ
銀賞 涙のアベニュー マンハッタンズ アメリカ
特別歌唱賞 愛ふたたび ランディ・クロフォード アメリカ
特別歌唱賞 ショウ・ミー・ザ・ウェイ しばたはつみ 日本
スティービーワンダー賞  ウィンド&レイニーディ もんた&ブラザーズ 日本
 《ゲスト》 ペリー・コモ スティービー・ワンダー
 
第10回記念大会、東京放送設立30周年記念番組として、スペシャルゲストも超大物スターのペリー・コモ、スティービー・ワンダーと豪華な顔ぶれ。スティービー・ワンダーは楽器のセッティングが長時間かかるため、事前の打ち合わせの末当時としては珍しいデジタル録音のカラオケを持って来日した。
 
◆11th 1982年/昭和57年
     
大賞 きみだけのバラード ジョン・オバニオン アメリカ
金賞 フォー・ユー 高橋真梨子 日本
金賞 枯葉の思い出
(プレベールに捧ぐ)
クレール・ダスタ フランス
銀賞 ラブ・イズ・ラブ アレッサンドラ・ムッソリーニ イタリア
銀賞 ブルー・ナイト・ブルー 泰葉 日本
銀賞 ゲット・イット・オーバー アンジー・ゴールド イギリス
最優秀歌唱賞 遠い星 文珠蘭 韓国
アンディ・ウィリアムス賞 タイトローブ クリエーション 日本
 《ゲスト》 アンディ・ウィリアムス
 
グランプリはジョン・アバニオンで後に角川映画の『里見八犬伝』のテーマソングを歌い話題になる。ムッソリーニの孫でソフィア・ローレンの姪でアレッサンドラ・ムッソリーニがエントリー。銀賞を受賞した。
12th 1983年/昭和58年 
     
大賞 ユー・アー ライオネル・リッチー アメリカ
大賞 愛と青春の旅立ち ジョー・コッカー&ジェニファー・
ウォーンズ
イギリス・
アメリカ
金賞 恋とタバコとスイングと ビリー・フィールド オーストラリア
金賞 冬のリヴィエラ 森進一 日本
銀賞 恋のジェラシー・ゲーム コニー・スティーブンス アメリカ
銀賞 楽しみのために エルベール・レオナール フランス
最優秀歌唱賞 ユア・アイズ ナンシー・ウィルソン アメリカ
フリオ・イグレシアス賞 19:00の街 野口五郎 日本
 《司会》 井上順・朝比奈マリア
 《ゲスト》 バリー・マニロウ
 
大会初のダブルグランプリ。ライオネル・リッチーとジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズという対象的な2組が受賞した。ナンシー・ウィルソンやビリー・フィールドもエントリーした。
13th 1984年/昭和59
     
大賞 ラッキー・ワン ローラ・ブラニガン アメリカ
金賞 フォー・ユー マーク・ホールデン オーストラリア
金賞 ワイルド・ドリーム ピア・ザ・ドーラ アメリカ
銀賞 オンリー・フォー・ラブ リマール イギリス
銀賞 ドゥ・ユー・ノウ 西城秀樹 日本
銀賞 ラブ・イズ・オーヴァー 欧陽菲菲 日本
最優秀歌唱賞 サヨナラ タコ 西ドイツ
ネルソン・リドル賞 サヨナラの鐘 香坂みゆき 日本
《司会》 井上順・朝比奈マリア
《ゲスト》 リンダ・ロンシュタット
 
グランプリのローラ・ブラニガンは始終あがりっぱなしだったがみごと受賞。ゲストはロックからポップスに転向したリンダ・ロンシュタットがネルソン・リドルと共に来日。 国内からは西城秀樹、欧陽菲菲、香坂みゆきが参加しそれぞれ受賞をとげた。
14th 1985年/昭和60年
 
《司会》 井上順・真野あずさ・三雲孝江
《ゲスト》 アイリーン・キャラ
 
グランプリはクール・アンド・ザ・ギャングの『チェリッシュ』で、大会後にアメリカでシングルカットし全世界で大ヒットした。審査員で来日した『グレムリン』の主演女優フィービー・ケイツはプレゼントにもらった秋田犬をアメリカに持って帰ると言いだし、子犬の健康診断やらでスタッフをアタフタさせた。
国内からは麻倉真未稀、MIEが参加。
◆15th 1986年/昭和61年
 
グランプリをとったマイアミ・サウンド・マシーンはこの受賞をきっかけに世界的なスターバンドへと飛躍する。ナイロンズは実力派アカペラ・コーラスグループとして歌唱賞を獲得。柳ジョージは他のエントリーメンバーや外人審査員に評判だったが僅差でグランプリを譲った。スペシャルゲストは『バナナ・ボート・ソング』、『ウィーアー・ザ・ザールド』の提唱者のハリー・ベラフォンテ。エンディングではアーティスト、観客一体となり『ウィーアー・ザ・ザールド』の感動的な大合唱となった。
 
※『TOKYO MUSIC FESTIVALプログラム』より抜粋
※14thから17thまでの受賞者など一部不明な部分があります。分かり次第データを更新します。